介護事務とは?現役スタッフが仕事内容から資格取得まで徹底解説!

介護事務の仕事

2025年には3人に1人が高齢者。

それに伴い、介護サービスを提供する施設や介護サービス利用者さんの数も右肩上がりで増えており、『介護事務』を担当するスタッフの需要も高まっています。

福祉はこの不況の中、人がどんどん入ってくる貴重な分野。仕事はいくらでもあるんじゃよ。

介護事務のスキルは、実務経験がなくても身につけられます。そのため、介護業界への就・転職を考えている方が最初の段階としてチャレンジしやすい技能だといえるでしょう。

もちろん、子育てや家事をしながらでも大丈夫!1日30分程度の時間さえ作れれば、短期間で必要な知識とスキルを得ることができるんです。

当記事では、現役介護スタッフである筆者が、介護事務の仕事内容から資格の取得法まで詳しく解説していきます。

さらには、オススメの勉強法から履歴書の書き方なども紹介していますので、いずれ就職活動する際にも大いに役立つはずです。

とくに介護業界への転職や、子育て後の再就職を検討中の方は参考にしてみてください。

それでは、一緒に見ていきましょう!

介護事務の仕事内容とは?

介護事務とは、その名の通り介護施設や事業所などに勤務する”事務職”のこと。

主な勤務先は以下の通りです。

働ける職場

 

在宅介護サービスを行う民間事業者、訪問介護ステーション、老人保健施設、在宅介護支援センター、特別養護老人ホーム、介護サービス人材派遣業ほか

 

仕事はデスクワークが中心、かつ体力的な負担が少ないので、近年女性を中心に人気を集めている職業の一つです。

主な仕事は大きく分けて2つ。

①介護報酬請求業務

詳しい仕事内容についてはこちらのページで詳しく解説していきますが、いわゆる『レセプトの作成』業務です。

介護サービス事業者は、毎月利用者さんに提供したサービス費用の9割を市町村(国保連合会)に請求します。そうすることで、介護保険からサービス事業者に毎月報酬が支払われるのです。

その請求をする際に作成するのが『介護給付費明細書(介護レセプト)』、そして市町村へ請求する業務を『介護報酬請求業務』といいます。

レセプトの内容に誤りがあると、提供した介護サービス費用が支払われないなど、施設の経営にも関わる重要な業務。

そのため、正確かつ迅速にレセプトを作成できる人材が求められています。

 

②施設運営のサポート

居宅サービスを提供する事業所などでは、日中ケアマネジャーやヘルパーは外出していることが多いです。

そのため、ケアマネジャーが立てたプランに沿って必要書類を作成したり、各種関係機関と連絡を取り合ったり、あるいは事業所を訪れたサービス利用者やその家族の応対をしたり・・・。

介護事務スタッフは、円滑にサービス提供をおこなう上で、欠かせない存在だといえます。

また仕事内容については、以下のページでも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。

介護事務(ケアクラーク)の仕事内容とは?

2020.03.28

介護事務に向いている人の特徴

①介護、福祉業界に興味がある

介護事務になるうえで、特別な資格はいらないため、”介護の仕事の入り口”としておすすめです。

もちろん、実際に働こうと思ったら、最低限の介護保険に関する知識は身につける必要があります。しかし全てを覚える必要はなく、報酬請求など一部の事柄のみをマスターするだけなので、ケアマネジャーになるよりも断然簡単♪

また治療内容や投薬の種類の多い医療事務と比べても、覚えるべきことは少なく、短期間で仕事にも慣れるでしょう。

②将来活かせるスキルを身につけたい

介護業界は慢性的な人不足で、全く人材が足りていない状況が続いています・・・。

でも逆を言えば、仕事はいくらでもあるんです。

特に、介護事務は医療事務などに比べて認知度はあまり高くありません。

今後高齢化が進むなか、介護はこれからも絶対になくならい分野。何かスキルを身につけるなら介護系が絶対狙い目だといえます。

③子供の手が離れたら働きたい

介護事務は、女性が長く働ける仕事として注目されています。

ちなみに、私は一番下の子が小学生に上がるタイミングで、思い切って介護の世界に飛び込みました。

家のローンもあるし、これから教育費もかかることを考えたら、私も働いて少しでも家計の足しになればぁと思ったんですよね。

とりわけ介護事務は、明細書類の提出日が毎月10日と決まっているので、必然的に仕事も月末〜翌月上旬に集中します。

その期間だけ働くパート勤務も可能なので、子どもを持つ主婦でも無理なく働けますよ。

④すでに介護業界で働いている方

『介護保険』の知識は、現場のあらゆる職種で役立つスキルです。

すでに介護業界で経験のある方は、プラスで介護事務の知識を身につけることで、仕事の幅が一気に広がります。

現役のケアマネジャーはもちろん、これからケアマネジャーを目指す人、あるいは将来的に体力的な負担を減らしたい介護福祉士やヘルパーさんにもおすすめですね。

⑤介護保険について学びたい

介護は、誰の身にも降りかかる身近な問題。どんな人でも、将来必ず無関係ではいられなくなります。

そんなとき、介護保険制度やその仕組みなどを事前に学んでおけば、必要なサービスについて積極的にケアマネジャーに相談することもできます。

仕事で身につけた知識がプライベートでも活かせる、まさに一石二鳥♪今は元気でも、自分の両親や家族のことを考えると、決して学んでおいて損はないと思います。

介護事務に求められる能力 − パソコンスキルは必須なのか?

2020.03.30

介護事務になるにはどうすればいい?

介護事務になるには?

資格は本当に必要なの?

介護事務として働くうえで、特に必要な資格はありません。

求人募集している施設や事業所を見つけ、そこに申し込み、面接を受けて採用されれば介護事務として働くことができます。

とはいえ、資格を持っていた方が、採用の際も有利に働くことは間違いありません。

また、仮に運良く採用されたとしても、全く知識も経験もないまま就職してしまうと、過去の私のように後々散々な目に遭ってしまうことも(どんな目に遭ったのかは後述します)。

そのため、大半の人は事前に資格を取得するか、あるいは働きながら取得するのが一般的です。

必要な知識&スキル

 

①介護レセプトの作成(パソコン)

②介護保険・介護報酬に関する知識

③審査機関の考え方と審査システム

③コミュニケーション能力

 

なかでも、①②③については私もかなり苦戦しました・・・。

最初のうちは、忙しい合間を縫って先輩スタッフが色々教えてくれたのですが、すぐに”ワケ分からん”と(笑)

ミスするわ、テンパるわ、余裕が無くなるわ。で、さらに不安や緊張から周りが見えなくなって、凡ミス連発。

完全に玉砕しました。

就業後すぐ、

「この仕事を続けていくには絶対に知識が必要だ!」

と改心し、介護事務講座の受講を決意。

空いた時間を使って勉強し、資格を取得したことで武器が増え、その結果自信にも繋がりました。もちろん、就業当初の「ワケ分からん」もすぐに解消されましたね。

その経験も踏まえ、やはり最低限レセプトの作成や介護保険証の見方など、基本的な知識くらいは事前に身につけたうえで働き始めたほうが絶対良いと思います。

そうすることで、これは何のための書類なのか、どうしてこの数字になるのかということを理解しながら仕事を進められるようにもなり、日々の業務に対するモチベーションも一気に上がりました。

また、自然と心の余裕が生まれ、同僚や利用者さんともより良い関係を築くことができるようになったんです。

資格を取得することで、特別手当をもらえる施設もあります。時間に余裕のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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おすすめの資格はどれ?

介護事務の資格は多数あります。

すべて含めると10種類以上あり、それぞれ受講すべき講座が異なるものの、どれも『介護報酬請求業務(レセプト作成)』を学べることに変わりありません。

代表的な資格は、以下の通りです。

★代表的な介護事務資格の例

資格名 認定団体 主な講座
介護事務管理士(R) 技能認定振興協会  ソラスト、ユーキャン
ケアクラーク(R) 日本医療教育財団 ニチイ
介護事務実務士 医療福祉情報実務能力協会 ヒューマンアカデミー
介護報酬請求事務技能検定 日本医療事務協会 日本医療事務協会
介事管理専門秘書検定 日本能力開発推進協会 キャリアカレッジ
介護保険事務管理士 日本病院管理教育協会 認定校
介護保険事務士 つしま医療福祉研究財団 認定校

思いのほか、たくさんありますよね。

これだけあると、

一体どの講座を受講すればいいんだろう・・・。

と悩まれる方も多いのではないでしょうか。

そこで、講座を選ぶ際は、以下のポイントに気をつけてみてください。

失敗しない!介護事務講座を選ぶ3つのポイント

①知名度が高い資格であるか

当然ですが、業界関係者が誰も知らないような”マニアックな資格”を取っても意味がありませんよね。

逆に、受験者数が多く知名度が高い資格であれば、履歴書にも堂々と書けるし、採用の際に面接官にも好印象を与えることができます。

長年の実績があり、福祉関連施設や企業から高い評価を得ている資格は以下の3つじゃよ。

・介護事務管理士(R)
・ケアクラーク(R)
・ 介護事務実務士

もし悩んだら、この3つの中から選んでおけば間違いないと思います。

 

②現場で使うレセプト用紙&ソフトを使っているか

介護事務のメイン業務である『介護報酬請求業務(レセプト作成)』を行う際は、原則データ形式での提出が義務付けられており、全国どこの事業所でも専用ソフトが使われています。

そのため、実際に使用されているレセプト用紙やコンピュータソフトを導入している講座を受講することで、現場に出てもすぐに通用する知識やスキルが身につきやすいのです。

なかには、手持ちのパソコンにインストールするだけで、ケアプランの作成から請求業務まで、自宅で体験学習できる講座もあります。

資格だけでは終わらない、就業後のこともしっかりと考慮したうえで講座を選びましょう。

 

③補助金がもらえるか

講座によって、紹介割引・ペア割引・期間限定割引など、さまざまな割引制度が用意されています。

なかでも、『教育訓練給付制度』は必ず利用したい制度の一つ。これは必要な資格の取得、技術を学ぶための費用を国が負担してくれる制度のことです。

具体的には、厚生労働大臣指定の講座を受講、修了した場合、実際に支払った学費の20%(上限10万円)が戻ってきます。

制度の利用条件は、以下の通りです。

受講開始時に、雇用保険の被保険者期間が通算3年以上ある方(離職後1年以内の方もOK)。
※ただし、初回に限り本来3年以上必要な被保険者期間が1年以上でも利用できます。

介護事務講座のなかには、この給付金制度の対象となっているものが数多くあります。

あなたが検討している講座が、対象になっているかどうか確認してみましょう。お得に受講できるチャンスです。

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介護事務の求人状況

介護事務の給料

給料はどれくらい?

介護系の仕事は、総じて”給料が安い”と言わることが多いですが、実際はどうなのでしょうか。

お給料は、勤務地や雇用形態、資格の有無によっても異なりますが、公益財団法人 企業労働安定センターの調査によると以下の通りです。


◎正社員
平均年収320万円

◎アルバイト・パート
平均時給1,100円

◎派遣社員
平均時給1,350円


他の専門職と比べると、やや低めとなっていますが、決して安い金額ではありません。

なかには、『資格手当』がもらえる施設もあり、その場合平均すると月7,000〜20,000円ほどが基本給にプラスされます。

そのため、

「少しでも給料が高いほうが嬉しい!」

という方は、就業前に資格の取得を検討してみるのも一つかもしれませんね。

 

求人数は本当に少ない?

数年前まで、介護事務の求人数は”かなり少ない”と言われていました。

しかし最近では、介護ニーズの高まりとともに、確実に求人案件は増えています。

では、なぜ今でも少ないと感じるのか?

その理由は、人気の求人ほど掲載した瞬間に応募が殺到してすぐに埋まってしまうから。

はっきり言って、自力でネット検索してても、本当に良い職場は見つかりません。

私が職探ししていた時もそうだったんですが、ネットやハローワークに良い求人はほとんどありませんでした。本当に良い情報はネットには出てこないんです。

例えば、一般には出回らない『非公開求人』のなかには、以下のような好条件の募集もありました。

月収23万〜26万、残業ゼロ、賞与年2回支給

決して悪い条件ではないですよね。

一般公開されない求人の存在を知っているだけで、このような優良求人に辿り着くことも決して珍しくないのです。

 

優良求人の探し方

では、これらの非公開求人はどこで紹介されているのか?

実は、資格講座の修了後、専任のキャリアコンサルタントが合格者にのみ無償で案内しているのです。

このサービスを利用すると、全国の最新求人情報が閲覧できるだけでなく、履歴書の書き方から面接対策まで業界に精通した専任コンサルタントが個別でサポートしてくれます。

ざっくりとした流れは以下の通り。

①就職・転職について相談

②コンサルタントと一緒に自己分析

③希望する福祉関連施設の紹介

④履歴書・職務経歴書の作成

⑤希望する職場に応募

⑥コンサルタントと面接対策

⑦面接にチャレンジ

⑧介護事務デビュー

私も、資格取得後、担当のコンサルタントに電話で希望条件を伝えました。

理想の働き方や条件を好き勝手に伝えたところ、求人サイトには掲載されてない条件の良い職場をいくつか紹介してもらえたんですよね。

その方は、実際の現場にも足を運んでいるらしく、施設の雰囲気や施設長の人柄などもかなり丁寧に教えてくれました。さらには、自分では中々難しい金銭面や勤務形態の交渉もしてくれたので、本当に心強かったです。

あ、講座って受験に必要な勉強を教えて「はい、終わり!」じゃないんだなって・・・。仕事探しは個人の努力次第だと思っていた私には、この細やかなサポートはかなり衝撃でしたね。

もし介護事務の仕事に興味はあるけど、

「就職活動が不安だ・・・。」

「面接では何を話せばいいの?」

等など、少しでも不安や疑問を抱えている方は、迷わず”就業サポート付きの講座”を受けたほうが良いと思います。

業界に精通したプロに直接相談できるのは、本当に心強いですからね。

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最後に伝えたいこと

介護サービスが本当に必要になるのは、これからです。

今後、介護関連市場が益々拡大することは間違いなく、それに伴い就業のチャンスも増えてくるでしょう。

私は週4回、介護事務員として働いていますが、福祉の現場では全く人が足りていません。逆を言えば、仕事はいくらでもあります。

この不景気をもろともせず、どんどん人が入ってくる稀な分野なのです。

特に介護事務の場合、体力よりも経験やスキルが重視されるため、結婚・出産・育児後でも安定して働くことができます。

今のうちに学んでおいて、決して損はありません。少しでも興味がある方は、ぜひチャレンジしてみて下さい。

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